温活料理教室の
あおきえみこです。
Contents 目次
季節は立冬(りっとう)
2021年は11月7日から立冬
立冬とは、冬の始まりのこと。
「立」には新しい季節になるという意味があり、立春、立夏、立秋と並んで季節の大きな節目です。
※これらを四立(しりゅう)といいます。
「立冬」から2月の「立春」までが、暦で「冬」の時期になります。
栃木でも紅葉が美しく
木々の深まりを感じます。
この時期は近所の公園に子供達とよく散歩に行き
一面に敷き詰められた
紅葉や銀杏の色鮮やかな紅葉を楽しんでました。
10月26日に産まれた3女は
この鮮やかな紅葉から
楓の華と書いて「楓華ふうか」となずけました。
木々は、季節の変化を形でお知らせしてくれ
紅葉し人々の目を楽しませてくれたら
葉を落とし
今度寒い冬は、エネルギーを、根っこに貯える、そんな冬支度が始まる時期です。
「立冬」心がける事
秋から冬に変化することで、秋の養生が大切な時期でもあります。
秋は「肺金」なので
肺、のどが痛くなったり、風邪をひいたり
粘膜の弱りが出やすい時だったので
秋食べ過ぎたり、疲れがたまっていたりなど
その流れを引き継いだままにしておくと
風邪が治りにくく、腎肺の風邪は
老化を招いてしまいます。
実りの秋が、その後は種となって生命を止め、根っこにエネルギーをためていく時期。
次の芽吹きに備えるために
食事を整える事が大切になってきます。
本格的な冬やって来る前に、冬支度をしておきましょう。
この季節にとるべき食事
中医学では「整体観念」という考え方があり、
人間にも同じ自然界で生かしていただいているので
自然界の影響を受けていると考えます。
そして
立冬は暑さと寒さが入れ替わる時期であり、
気温が一気に下がって胃腸の調子が狂うことが多いので
人の「気」が弱まる時期になってきます。
温める料理などで胃腸を整え、寒い冬が来る前に免疫系を強化して体を整えておきたいですよね。
体を温める食材
冬の時期に助けてあげたい臓は「腎」。
成長、発育、生殖に重要な生命力に源です。
ただ、腎は寒さにとても弱い臓です。
体を温めるもの、腎を助ける食材を多く摂り、
冬の体を助けてあげましょう。
・体を温める食材
ネギ、にら、生姜、唐辛子、鯵、鮭、味噌、味醂、シナモンなど
・腎を助ける食材
黒ゴマ、黒豆、舞茸、キャベツ、ブロッコリー、ひじき、昆布、牡蠣、帆立貝など
腎を補い体を温める
ひじきご飯
材 料(3合分)
米 3合
芽ひじき(乾燥) 大さじ3
人参 5cm(千切り)
生姜 1/2片(千切り)
・・調味料A・・
しょうゆ 大さじ3
味醂 大さじ2
塩少々
昆布 5cm
黒胡麻少々
1、芽ひじきは軽く洗いザルにあげておき、人参、生姜は千切り。
2、お米を洗い、炊飯器の内釜に入れ、Aを加え、米の目盛りの所まで水を加え、1を加え
30分浸しておきます。30分後にスイッチONします。
3、炊けたら、上下をざっくりかき混ぜます。
4、器に盛り付けて、黒すり胡麻をふりかけ出来上がりです。
体温を上げる食材
適度な塩分を
日本を大きく分けて北と南で大きく異なるのが
「塩分」摂取量
北の地方では、味噌や、しょうゆの塩分濃度が高く
漬物や、塩漬けなど、塩をたっぷり使った郷土料理がたくさんあります。
その理由は
塩気の多い食べ物には体を温める作用があるから。
血液中の塩分濃度が高まると
エネルギー燃焼が盛んになって体温は上昇します。
塩分を多めに取ることによって
体の内側から冷えを防ぐ、生活の知恵です。
ただ
現在では塩分が必要以上に敵視!
塩加減は、本来は、民族の気候風土、生活習慣、行動、食生活に左右されるもので
空気が乾燥している欧米大陸では、
パンや、肉、乳製品などふんだんに塩分が使用されている食べ物を食べていても、
飲み物を多飲しても大丈なのは
季候的に、余分な水分がどんどん発汗される為、腎を保護する自然環境になりますが
日本は湿気の多い国は、水分は発散しずらい環境。
同じような肉、パン中心の食生活をしてしまうと
体内に水分が停滞しやすく、排泄を補う腎・膀胱が負担になってしまいます。
だからこそ
米に水を加えて炊いたしっとりごはんや
野菜や豆を煮た伝統的な日本食は
適度な水分と塩分をからだに与えてくれる
まさに日本に適した食文化になります。
塩分は体に必須な食材ですので、必要以上に減塩に走らないようにしましょう。
ただ、摂取する塩は
精製塩ではなく、海のミネラルのしっかり入っている天然の塩がおすすめです。
精製した塩には細胞からの水分の脱水作用が高く
血圧が急激に上がることがあります
「にがり」には、カリウムや、マグネシウムなど細胞の脱水を防ぐ成分が含まれています。
腎の働きを補いながら、摂りすぎると負担になる「心」をやわらげ、
塩害を未然に防いでくれます。
自分で美味しいと感じる塩加減が体が欲している塩分濃度になるので、いい加減で適塩にしましょう。
生徒様でも減塩減塩と気をつけて
冷え性になっていた方が
自分の美味しいと感じる食事にしたら
家族にも喜ばれ、体も温まってきました。
自分のからだを感じよう
温活体験会はこちらから
お友達追加はこちらのからクリックしてください。
教室情報をいち早く発信しています。
この記事へのトラックバックはありません。