栃木県温活料理教室 Nanohana natyural cooking
青木恵美子です
薬膳とマクロビオティックの違いってなんですか?と
生徒様から質問が出たのであげてみました。
Contents 目次
マクロビオティックと薬膳の違いは
マクロビオティックと薬膳
なんかどちらも健康に良さそう・・・
なんて感じちゃいますが
いったい何が違うのでしょう
私は栄養学を学んでいましたが
食の見直しになったのは
マクロビオティックとの出会いでした。
今回はナチュラル薬膳を主宰している
ケイティーさんに薬膳とマクロビオティックの違いという事で
対談してみた内容を掲載します。
マクロビオティックと薬膳
基本的に「陰陽五行論」を取り入れているので
とても良く似ていますがどのように違ってくるのでしょう。
食材のとらえ方も
陰陽異なる所もありますが
一番大事なところは
自分の体と向き合って食材を取り入れて
自分がどう感じるか、上手に取り入れていく事が大切です。
「マクロビオティック」とは、
マクロビオティックでは
陰陽論をベースにしています。
その基本を伝えている物が
主に食物の持つ「ナトリウムとカリウムのバランス」
に着目して、
食物を陰と陽に分けています。
陰性 身体を冷やしゆるめる食材
陽性 身体を温め引き締める食材
となってきます。
また、季節、地域を考えた「身土不二」
その土地柄、その季節に合った食べ物をとることが大切で
季節にあった、暮らしている土地に採れる食べ物を食べるという
事も大切にしています。
一般的には「動物性食品は食べないのでは」
と解釈されている方も
多いと思いますが
決してそうではありません。
自分にあった環境で
健康的に、食事をしていく為に
毎日摂取する動物性の食材の割合を
多くしない方がいいという事になります。
昔の日本人の食生活を振り返ってみますと
野菜を育て、鶏を飼い、自分のうちで採れるだけの卵を食べたり
猪が取れた時には
みんなで分かち合って食べていた
そのような環境という事になります。
寒い地域には野菜が取れず
体を温める陽性の動物性を食べる地域もあれば
暑い地域では
体を冷やす果物を多く食べるなど
「その人がその地域でその人の生き方にあった食事の選び方がある」
という事になります。
だからマクロビオティックでは、体にいい食事を、
「陰陽のバランスを取る」という事でわかりやすい
形で示されているという事で、、
桜沢如一先生が1930年代にまとめられた手法は素晴らしいなと感じます。
薬膳とは
中国伝統医学である「中医学」の考え方を活かしたもので
先人の知恵がたくさん詰まった
季節や食べる人の体調に合わせ、食材や、中薬(生薬 漢方など)
組み合わせた料理の事です。
薬膳は「陰陽五行」に従って、五臓六腑との関係で、
食材を使い分け、バランスを作って行きます。
まずは
五味(ごみ)五つの味に分け
「酸(すっぱい)、苦(にがい)、甘(あまい)、
辛(からい)、鹹(しおからい)」の五つの味になります。
五臓(ごぞう)と密接な関係もあり
「【酸=肝臓】、【苦=心臓・小腸】、【甘=脾臓、胃】、
【辛=肺、大腸】、【鹹(かん)=腎臓、膀胱】」
に分けられ、五臓六腑が元気でバランス良く動く様に整えて行きます。
そして、体を冷やす、温めるといった食材の特性を
五性(ごせい)
「寒・涼・平・温・熱」といった様に分けられます。
自分の体質や、体調に合わせて食材を選んでいきますが
マクロビオティックの陰陽の選び方だけでなく
「陰陽五行に従って、五臓六腑との関係で、食材を使い分け、
体のバランスを取る食事」になってくるので
ちょっと難しい?!感じになりますが
薬膳料理の方が
中薬(生薬)を加えて、伝統中国医学
が入ってくるので、動物性も取り入れています。
薬膳は肉も使いますので
食べ過ぎには注意して
体に合わせて摂取するといいですね。
これから暑くなる夏!
自分にあった食材を取り入れて
夏を元気に乗り切りましょうね!
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