「有精卵」と「無精卵」何が違うのですか?
と生徒様からの質問がありました。
有精卵とは
「雌鶏100羽に対して雄鶏5羽以上の割合で、平飼いもしくは放し飼いなど、自然交配可能な環境で採卵されたもの」となっています。
簡単に言うと
メスの中にオスが一緒に飼われている状態で産んだ卵。
この写真は
関塚農場さんのにわとり
白いのはオス
無精卵とは
メスだけで飼われている状態で産んだ卵。
「卵には良質なたんぱく質がバランス良く含まれた完全食品」だからと言われていますが
栄養学的にみるとどうでしょう?
有精卵には
とっても栄養成分が含まれていそうですが、
実際栄養成分分析では、
無精卵も有精卵も、栄養素の違いはほとんどなく、栄養面において明確な優位性は認められていないそうです。
そして、無精卵とは
交尾をさせずに卵を毎日産み落とすだけに育てられた卵なので
いくら親鳥が温めてもひよこにはならない
生命力の無い卵になってしまいます。
鶏の環境を
女子高で例えて話してみたのですが
女子ばっかりの中で過ごしている環境と
女子高のクラス40名の中に、イケメン男子が5人転校してきた環境
ってどっちが
毎日の生活に
ときめきがでますか?
昔の卵は、放し飼いで
生命力あふれる卵だったと思います。
私も鶏の卵工場なども見学に行ったことがありますが
人間の利益の為に
狭い小屋に入れられ
鶏舎には窓もなく、光も調整させられ
卵を産み出す機械の様に作られたストレスだらけの卵と
広い鶏舎で、かっこいいオスと一緒にのびのび産んだ卵
同じ卵でも
次につながる命になる卵と
命にならない卵では
そこに作られるエネルギーがまるっきり違ってきます。
食べるのだったら、エネルギーあふれる卵を
大切に食べたいです。
おすすめ卵
関塚農場平飼い卵
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